本文へジャンプ

診療科・部門紹介

救急科

 当院では,令和6年3月に開院される済生会新潟県央基幹病院への再編統合に向けて,急病者や交通事故などによる傷病者の受け入れを拡張し,県央地域の急性期医療機能の充実を図っています。

 急病者では,症状が明確でなかったり,病気を抱える臓器が明確でなかったりすることが多くあります。このような急病者を,従来の診療科の枠組みを超えて横断的に診療するため,当院では令和4年に救急科と総合診療科を新設しました。特定の臓器に捉われずに患者様の状態を把握するジェネラリスト集団として,適切な診断,治療を行っています。ジェネラリストが活躍する場は一般外来,救急外来,入院病棟と多岐に及びます。これらを一貫して円滑に行えるようにするため,救急科と総合診療科が連携して診療を行っています。

 また救急科は,外傷患者の診療も担当しています。転倒・転落や交通事故などの負傷はもちろんのこと,病気で具合を悪くした結果,倒れて怪我をされてしまった高齢者なども対象です。急病,外傷を問わずに診療することを得意とする救急科で診療させていただきます。


患者様へのお願い

〇受診にあたってのお願い
かかりつけの先生からの紹介は必要ではありませんが,症状,怪我の程度によってはお近くの医院,あるいは応急診療所への受診をご案内させていただく場合がございます。

〇他病院との連携について
救急患者の県央医療圏外への搬送を減らすべく,より多くの患者を受け入れるよう努めていますが,当院の病床利用状況により,県央地域の他病院への転院をお願いさせていただくことがございます。診断と応急処置については,すべての受診患者様に責任をもって対応いたしますのでご安心ください。


救急科の特色

〇診療内容
救急搬送が必要な重症疾患・病態,外傷,中毒,その他救急患者一般

〇診療部門の使命
目の前のあらゆる課題に革新的に挑戦し,すべての救急患者を速やかに最適なケアにつなげ,地域住民が安全・安心でwell-beingなくらしを営む県央を実現します。

〇救急外来の診療
救急医療に経験豊富な医師が統括し,心臓発作や感染症、外傷など、命に関わるような急患から、発熱、嘔吐、下痢などの比較的軽度な症状まで、あらゆる緊急事態に対応しています。患者様の声に常に耳を傾け,最新の医療知識に基づいた医療を安全に提供いたします。より多くの患者様に対応できるよう,資源の限られた救急外来で効率性の向上を常に意識し,環境・プロセスを最適化することを心掛けています。

〇入院患者の診療
専門医と協力しながら急性期医療にあたるジェネラリスト集団として,複数の病態を抱える患者や,外傷患者の入院診療も担当しています。特定の臓器に捉われずに患者様の状態を把握し,的確な処置を行うことで,早期に安心して退院していただけるように努めています。

〇教育
研修医や実習医学生,救命士研修などを受け入れ,県央地域の医療の未来を支える人材の育成に尽力しています。救急科は、緊急性の高い医療に関わるため、スタッフ一人ひとりが危機管理に長け、チームワークを大切にしています。


◆ 担当医師
【担当医師名】 【卒業年次】 【専門医・認定医等】
新田 正和 平成10年 救急科専門医・指導医
集中治療専門医
臨床研修指導医
JATECインストラクター
渡辺 紀博 平成22年 救急科専門医
集中治療専門医
臨床研修指導医
日本DMAT隊員・統括DMAT
ICLSインストラクター
宮里 実幸 令和元年 栃木県DMAT隊員
紺野 晴矢 令和2年
堀内 朱音 令和2年

診療実績

R4年度 当院救急搬送件数3,101件(前年度比 +1,276件)
救急科入院人数 178人